MIFA NEWS No.28

   No.28  
2001.3.31
発行 守谷町国際交流協会広報委員会


MIFAフェスタ「われら地球人(ログハウス)

2000年度(平成12年度)の主な活動
4.21~30 マインブルクサッカー少年団来町時通訳ボランティア参加
4.21 マインブルクサッカー少年団ウェルカムパーティー
4.30 マインブルクサッカー少年団さよならパーティー
5.10 英会話テキストコース
5.10 第17回外国人のための日本語講座
5.12 理事会
5.26 中国語講座初級
5.27 学生委員会スポーツ大会
5.28 2000年度総会
     講演会「キリバスの生活と日本国政府の援助」(笠原岳夫)
         「シドニーでの生活」(木村千鶴)
6.11 都市交流委員会デイビジット
6.11 学生委員会もりやアヤメ祭りバザー参加
6.25 青少年海外派遣オリエンテーション参加
7.02 「世界を知るシリーズ」大使講演会
    グエン・ミン・ハーベトナム公使参事官
7.29~7.30 JICA研修員ホームステイ
8.11 学生委員会新入会員歓迎会
8.19・8.20 学生委員会北守谷団地夏祭りバザー参加
9.04 平成12年度国際交流ネットワーク(県国際交流協会主催)参加
9.24 MIFAフェスタ「われら地球人」
9.27 第18回外国人のための日本語講座
10.04 英会話テキストコース
10.13 中国語講座初級
10.19 姉妹都市提携10周年記念ウェルカムパーティー
10.21 姉妹都市提携10周年記念式典
    マインブルガーとビールを飲もう(マインブルク市民との交流会)
10.22 守谷町民体育祭参加
10.27 姉妹都市提携10周年記念さよならパーティー
10.31 船橋市国際交流協会来町
11.18 筑波大学外国人留学生懇談会
11.30 茨城県国際交流協会主催こどもテレビ国際フォーラム参加
12.03 生涯学習フェスティバル参加
12.09 イヤーエンドパーティー
1.17 第19回外国人のための日本語講座
2.03~04 筑波大学留学生ホームステイ
3.03 武蔵野市国際交流協会視察
3.10 東海村国際交流協会来町
3.18 MIFAコンサート上村泰一ジャズライブ
3.24~25 学生委員会懇親合宿


ラオスの風
守谷町国際交流協会 会長 小川一成

マラリアの病原菌を見る
(ルアンプラパン県立病院で、右隣は松村隊員)

 私は、11月15日から10日間、日本から派遣された青年海外協力隊を支援する機会に恵まれ、ラオスを訪問いたしました。ラオスは、雨期が終わり乾期に入ったばかりで、爽やかな風が光っていました。
 ラオスの首都ビエンチャンから空路50分のところに、町全体が世界遺産に指定されたルアンプラパンがあります。ここには、5人の協力隊員が、王宮博物館の資料整理、メコン川の淡水魚養殖、果樹栽培の指導、助産婦、医療検査技師等として、途上国の人々への支援活動に汗を流しておりました。
 協力隊員の支援の輪は途上国40カ国に及び、電気も風呂も水も出ない辺境の地で現地の人にとけ込んで、いきいきと働いている姿に接し、彼らが担う日本の将来に確かなものを感じました。
 ラオスは世界最貧国の一つで、日本のように決して物質的には恵まれておりませんが、彼らが持つ豊かな心は、日本人が失ってしまったものをそこに見る想いがいたしました。
 新千年紀を生きる我々が、真の豊かさとは何か、と改めて考えさせられる旅でもありました。


総務委員が武蔵野市国際交流協会を視察

事務局長や自主事業委員長に話を聞きました

 3月3日、総務委員5人が武蔵野市国際交流協会を訪問しました。印象は、「素晴らしい」というよりは「うらやましい」の一言。人口は13万人でそれほど大都市とはいえないのですが、市からの年間補助額は5,000万円。駅前の11階建てビルの1フロアを市から無償で貸与を受け、事務局職員も市からの出向が2人、協会雇用の職員が2人、協会委託職員が3人と7人体制です。そして市の基本姿勢は、「市民の皆さんに十分力を発揮してもらうため、市の方針に従っていただくものの金は出すが口は出さない」ということでした。
 外国人会員の多さに驚いたのですが、勧誘は、協会設立直後ボランティアが、近隣の外国人に登録カードを渡すことから始まりました。その後は、外国人登録する段階で市の職員が「登録カード」を渡し、協会への加入を呼びかけています。まさに、ボランティアと市の協働作業です。もちろん、外国人が加入するには事業自体が魅力的でなければなりません。外国人は会費が無料で、定期的に情報が提供されます。協会が発行する外国人向けの情報紙は年4回。英語、中国語、日本語で発行し、協会機関紙(年4回)は上記3カ国語のほかスペイン語でも発行しています。
 事業は、市(=事務局)が主催するもの、市民と事務局が協力して行うもの、市民が自主的に行う「ボランティア自主事業」に分けられます。事務局は「国際交流・協力」の考え方や重要性を市民に広く理解してもらうための講座やシンポジウムなど主に啓発事業を行っています。市と市民の協力が必要な、例えば「日本語講座」では、講師養成講座の開設や事務的なこと(募集を含む広報活動や名簿作成、会場の確保)は事務局が、そして実際に外国人に教えるのはボランティアがと役割を分担しています。
 事務局は、市民が事業の企画・運営・実施にどのような部分でどのような形で参画できるかを考えるコーディネーターに徹していて、市民の意欲や能力を最大限活用できるよう努力しています。市民による自主事業でも会合には必ず出席し、事務局の協力が必要なところは協力しています。市民との協働を重視する姿勢は、協会発足当初、月~金曜日だった勤務体制を、土・日曜日しか活動できないボランティアのために火~土曜日に変更したことにも現れています。
 市民自主事業の中で特筆すべきは外国人相談窓口。現在、年二回の開催ですが、弁護士・精神科医を含む14人の専門家と18カ国の通訳(いずれもボランティア)が待機し、外国人の相談に応じています。いずれ守谷町でも実施できればと思いました。


MIFAフェスタ「われら地球人」

  

 MIFAフェスタ「われら地球人」が9月24日、ログハウスで開催されました。
 今年は天候のせいか、はたまたシドニーオリンピックの影響か、昨年よりJICA研修員の参加が少なかったものの、20カ国、54人もの外国人を招待しての開催となりました。
 会場をログハウスにしたことで、昨年よりはイベントの数を減らしましたが、それでも町内各団体の協力を得て、お茶席や和太鼓、ひょっとこ,阿波踊りなど日本文化を紹介することができました。
 折り紙、ちぎり絵、日本の昔遊びなどにも多くの個人参加のボランティアが協力し、野点の席には優雅な琴の生演奏が流れるなど、内容的には昨年に負けない催しになったと思います。
 クイズも、今年青少年海外派遣の学生たちが、グリーリー市でのフェアウェルパーティーで好評を博したという「漢字ビンゴ」を行い、研修員も楽しそうに興じていました。書道もそうですが、外国の人たちは、漢字に興味があるようです。
 もっとも、書道のコーナーでは、本家本元の中国の研修員の人が、見事な書を書き、喝采をあびていました。
 今年も秋に「われら地球人」を行う予定です。今度は、あなたも企画の段階から参加してみませんか。


守谷町の国際交流

守谷町役場企画調整課女性・国際化推進グループ

姉妹都市提携への道
 守谷町の国際交流事業は昭和63年4月、当時町内の工業団地内に誘致が決定していたアサヒビール㈱が、原料のホップを西ドイツ・バイエルン州マインブルク市から輸入していた関係で、同市の情報把握が容易であったこともあり、幾重にもわたる親書の交換ののち、平成2年11月に姉妹都市調印を行いました。マインブルク市は世界でも有数のホップの産地として知られ、ホップの女王が来町するなど、現在では市民レベルの交流が続いています。
 また、第二の姉妹都市を英語圏から探したいとの希望もあり、当町工業団地内のコダック社が、アメリカコロラド州にある社員宅を青少年のホームステイ先として受け入れてくださることから、「コロラド州で、人口規模が守谷町と同程度の町」を調査していたところ、グリーリー市とめぐり合い、平成5年8月姉妹都市提携に至りました。こちらは、青少年海外派遣事業を主とした交流が現在も続いています。

姉妹都市交流
 マインブルク市とは、姉妹都市提携10周年式典を平成12年10月、エッガー市長ご夫妻をはじめとする16名をお迎えして行いました。また、同年4月にはマインブルク市少年サッカーチームが来町し、守谷高校をはじめ県外の高校生ともサッカー交流を図りました。


姉妹都市提携10周年記念式典で宣誓書を交交換

平成11年は「ドイツにおける日本年」であり、その参加事業として守谷町サッカー少年が8月下旬、8日間にわたりマインブルク市を訪問し、サッカートレーニング、ホームステイ等をとおして言葉を越えた友情を育みました。
 また、10月には文化協会、国際交流協会合同の訪問団を派遣し、書、篆刻、日本画、陶芸等の作品展示会を行いました。このような人的交流にとどまらない交流は今回が初めてであり、展示会最終日には作品を抽選でプレゼントする企画があり、市民には大変喜ばれました。
 一方、グリーリー市とは、若い世代の人材育成を主な目的とした青少年海外派遣事業を中心に交流を続けています。

青少年海外派遣(グリーリー市)

これは7月下旬から8月にかけて1週間にわたるホームステイをしながら国際感覚を培うものです。ホームステイ最終日のフェアウェルパーティーでは、生徒たちが工夫を凝らした催しで日本文化を分ち合うと共に、国際交流・協力の精神を修得する場でもあります。派遣後の生徒達を見ていると、留学をする方、国際ボランティアに参加する方等多数おり、この事業の目的にかなった成果が得られているようです。
 嬉しいことに今まで姉妹都市を提携して7年が経過し、この4月に初めてグリーリー市から青少年10名がやってきます。今後はグリーリー市と毎年交換交流ができるよう模索しています。

国際交流研修センターの設置
 国際交流活動の拠点として、国際交流研修センターが開設されたのは1990年。外国の雰囲気と、自然に調和した建物と考え、ログハウスが建設されました。
 マインブルク市との調印式、姉妹都市からの来町者との交流会などが行われるほか、現在は国際交流活動のみでなく、社会教育活動にも活用できるよう一般開放しております。

守谷町国際交流協会
 国際交流協会の誕生は、平成元年にさかのぼります。マインブルク市との姉妹都市提携を機会に、国際交流推進の母体として設立され、以来今日まで、当町の国際交流事業とは2人3脚の関係にあります。
 姉妹都市交流はもちろんのこと、語学講座、講演会等の活動を精力的に行っています。また地元に根ざした国際交流を目指し、平成6年より始まったボランティアによる外国人のための日本語講座は、好評を博しており、毎回受講者が増加しています。これもひとえに、ボランティアと受講生が「講師と生徒」の垣根を越え、自由な雰囲気の中で行なわれているものからだと思います。
 当町には現在約500人の外国人登録者がおります。県内を見てもこの数は決して多いほうではありませんが、必要最低限の日本語の習得に向けて、もしくは生活情報の交換の場としての役割をも担う貴重な場となっています。

国際交流員の採用
 平成10年7月より、ドイツ出身の国際交流員を採用し、企画調整課に配属されています。これは、町内に国際交流団体がすでに設置され、活発な活動をしていることや、二つの姉妹都市との生きた交流を続けていること、また今後在住外国人施策が望まれるであろうこと等を勘案したものであります。
 業務としては、姉妹都市との連絡調整はもちろんのこと、町広報誌への寄稿、町ホームページの英独翻訳、小中学校へ訪問しての国際教育理解などその活動は多岐に渡っています。
 市民レベルで姉妹都市交流を続けことが望まれている昨今、彼女の活動はその大きな一助となってきています。

国際交流員のヤーナさん(郷州小学校で)

 今後は、一層の国際交流啓発へむけて、保育所訪問や、ALTとはまた違った観点での学校訪問等を積極的に行い、国際交流員としての本領を十分に発揮する場を提供していきたいと思います。
 
おわりに
 国際交流推進をはじめて約10年が経過しました。
「10年ひと区切り」と言われるように、これまで行われてきた交流及びサービス等の量的拡大を正視し、質的充実を目指す時期に差し掛かっているようにも思われます。
 市町村においても「国際化」が唱えられて久しくなりますが、一人ひとりが国の壁を越え、自分達の生活文化や価値観を世界の人々に理解してもらい、自分達もまた異民族の存在・在り方を理解し、協力・信頼関係を築くことが、それぞれの世界を広め、また、今後の課題である世界の平和を確立していくうえできわめて重要なことであると考えます。
 幸いなことにも、当町には二つの姉妹都市があります。また、在住外国人との接点を密に持つことにより、町にいながらにして世界を見ることもできることから、国際交流が「人づくり」「町づくり」に大きく寄与していくものと思います。 


学生委員会も頑張っています

  
スリランカの人も募金に協力してくれました 思った以上に売り上げがあったかき氷

 今年の学生委員会の活動は、5月27日、もりや学びの里体育館で行われたスポーツ大会から始まりました。スリランカの子供たちへの就学を援助するための募金活動は、6月11日のアヤメ祭りと8月19・20日に行われた北守谷団地夏祭りに参加。北守谷では品物を販売したほか、かき氷とポップコーンにも挑戦。急遽募金箱を用意したところ3,354
円もの寄付が集まりました。
 この売上げは、「スリランカ全国幼児教育財団」を通じて、スリランカの学生の学費として送金します。

委員会活動を振り返って
 5月に行われたスポーツ大会では、学生委員会に入会している人の参加が少なかった。しかし、入会していない人も参加してくれて、楽しく活動することができた。
 8月は、スリランカ訪問に向けて、北守谷団地の夏祭りで、バザーやかき氷などを行った。子供の手だけではできないことがたくさんあり、多くの大人に来て手伝ってもらい、MIFAの人たちとも交流ができた。そのほかにも新期生の手伝いがあり、学生同士でも、交流ができた。当日、急遽行われた募金は、学生の呼びかけで多くの人が募金してくれたので、今後もどんどん行っていきたい。バザーやかき氷は評判がよく、特にかき氷は、途中氷がなくなってしまうことや早い時間に完売してしまうこともあり、多くの資金を集めることができたので、今後もこの夏祭りに出店して、スリランカ訪問や援助のための資金を多く集めたい。
 一年間で行われてきた活動内容の中で、上記の二つは特にプラスになった。しかし、学生の参加が増えていないので、もっと参加を呼びかけて、来年度は学生の参加を増やし、もっと活発に活動していきたい。(学生委員会委員長 長谷川 友梨)


上村泰一ジャズライブ

 3月18日、あの興奮のライブが帰ってきました。
 一昨年の12月、クリスマスコンサートとして行われた「上村泰一ジャズライブ」。今回もヴォーカルには小沢信子さんを迎え、いつもは静かな木立に囲まれたログハウスも、今日ばかりはダウンタウンのライブハウスのよう。観客は小刻みに体をゆらしながらリズムをとり、ビールを片手に聞き入っていました。
 演奏が終わった後の心地よい疲れは、充実したひとときを過ごした証です。また近いうちに、生の演奏を、このログハウスで聞きたいものです。

お客様の声
・ 守谷でプロのジャズ、大満足でした。また企画をお願いします。
・ しばらくぶりで聞きました。生の良さが更に。また実行を!
・ 手頃な値段でたのしめるこの企画、ありがたいです。昨年のジャズライブでいただいたさつまあげ、今年はたべられなくて残念!
・ とてもたのしかった。
・ とてもよかったです。スタンダードをもっと多くしてほしい。
・ とてもたのしかったです。
・ 都内のライブハウスは、何となく入りにくいので行かずじまいでした。地元で本格的なジャズライブを聴くことができてうれしいです。ブルースの新井英一さんのライブを是非企画して下さい。
・ 都内のライブハウスは入りずらいので、地元で聴けるなんて幸福です。本格的ジャズライブを聴くことが出来て最高でした。ブルースの新井英一さんのライブを是非企画して下さい。
・ 疲れがいやされエネルギーをいただけてHappy!
・ 大変良かった。又、聞きたいと思います。
・ 久しぶりにジャズを聞きました。競り合いの妙が良かった。又宜しく!
・ HOLY SMOKES,BATMAN! THESE CATS CAN REALLY COOK! 
・ 回を重ねるごとに濃い内容で感動しました。次回はいつですか? ところで玉子のようなものはポケットに入れて使うものなのですか? 
・ とてもナイスな夜でした。
・ とてもとてもすばらしかったです。夫婦でくる事ができ、大人の時間を楽しませていただきました。すてきな時間を有り難うございました。
・ ビールまで出てよかった。守谷で生ジャズが聴けて最高。
・ とてもすてきでした。是非、次回も計画下さい。
・ 二十代の頃、よくFMラジオ等でジャズをきいていました。また、楽しみにしています。
・ 程良い広さの場所で、初めてジャズを生で聴けました。パワフルでスピード感もあり、心地良い感じでリラックスして聴く事が出来ました。
・ もっとくだけたフンイキにしてくれたらいいと思う。
・ とても素晴らしく、楽しかったです。私もジャズピアノを弾くので、こういう機会、企画を、また是非お願いします。
・ 初めてジャズを聞いたのですが、とても心にひびいてくるフレーズや、ドラム・ベース、すごく調和していたのが面白かったです。
・ とても素晴らしく感動しました。身近なサックス演奏が、初体験でした。
・ 最高に良かったです。


イヤーエンドパーティー

  
バリ島のダンス 尺八の教授

 12月9日に行われたMIFA YEAR END PARTY in 2000。
 今年は、一年の終わりに際し、MIFAの活動にご協力いただいた方たちと、日本語講座の受講生をはじめ近隣在住の外国人に参加いただき、会員との交流を目的とした
YEAR END PARTY として開催されました。
 JICAからは研修員23人、筑波大学留学生も5人参加するなど、日頃交流を行っている団体からも多数参加いただき、参加者の半数近くが外国の方となる国際色豊かなパーティーとなりました。会場となったログハウスは、大ホールだけでは場所が足りず、小ホールや廊下で話し込む人たちもいるほど、活気に満ちたパーティーでした。
 出し物もジャワダンス、バリ島のダンスやサルサ、日本舞踊など、また、バイオリン、尺八の演奏なども披露され、ゲームなどを通してさらに話が弾み、言葉の壁を超え、市民と市民の肩肘を張らない交流ができました。


投扇興でおもてなし

対戦形式で行われた投扇興

 2月2・3日に筑波大学留学生を招待して、ホームステイが行われました。今回のゲストは、韓国の方が4人、中国・マレーシア・バングラデシュ・ベトナムから来られた方が各1人の計8人でした。
 3日、ログハウスで行われた対面式の後、着物に着替えてもらい投扇興や豆まきを行い、それぞれのステイ先へ向かいました。

韓国のお客様をお迎えして
 若い頃、主人も私もいろいろな国でいろいろな人にお世話になりました。どこの国でも、どこの国籍であっても同じ人間なのだ、という事と同時に、国境を超えて言葉を超えて友人を持つことの素晴らしさを体験してきました。家庭を持ち、子供を持ったときに、ぜひ今度は日本を訪れる学生、若者のお世話をして恩返しをしたい、と話していました。なんてかしこまった言い方になってしまいましたが、とにかく楽しいこと、人と会うことが大好きな私たちにとって、とても良い機会でした。今回は筑波大学の留学生で、韓国の吉(キル)さんをお迎えしました。一泊二日という短い時間でしたが、一韓国青年を通じ、韓国という国をもっと身近に知ることができ、吉さんにとっても日本の家庭を体験することにより日本をもっと知ることができたと思います。
 MIFAのウェルカムパーティーにて投扇興のゲームを家族対抗で楽しみ、その後共に夕食の買い物をしてから自宅へ。夕食の準備の間、子供たちと遊び、韓国の文化について教えてもらったり、子供たちが日本語を教えたり、みんなでお鍋をつつき、子供たちが寝静まってからもほかのMIFAメンバーも加わり、話に花が咲き明け方まで話し込みました。翌日は知人の造酒屋の見学へ。お酒を通して日本文化を伝えられたと思います。火鉢を囲んで甘酒のおもてなしも喜んでもらえました。その後、極楽湯で日本の大衆浴場を体験。日本と韓国のお風呂の入り方でも、また新しい発見がありました。
 小学1年と4歳の息子たちにとってもお兄さんと遊べた楽しい二日間でした。ウェルカム・ボードを作成し、ドアに張りつけるところから始まり、一緒に昆虫の本を広げ、縄跳びをして、これから地球人として生きていって欲しいと願う中、ほかの国の友人ができたことは、大きな収穫でした。吉さんは、いろいろなことに熱心で礼儀正しく、子供たちも私たち夫婦も別れ難い感じでした。これから先4年間日本に滞在中の彼の心の拠り所として、わが家にいつでもいらしてくださいとお話しました。
 また機会があれば、ほかの留学生の方のホストファミリーとして参加できればと考えています。楽しいプログラムに参加できましたこと、心からお礼申し上げます。と同時に、ほかの方々にも、ホストになることの楽しさをお伝えし、ぜひ体験することをお勧めします。(櫂谷真由美)


姉妹都市提携10周年記念式典と歓迎会

式典終了後、ログハウスの庭に記念植樹 頭に兜、両手に折り鶴
    姉妹都市、ドイツ・マインブルク市から市長以下16人が、守谷町を訪れました。
 これは、今年が姉妹都市締結10周年にあたることから、宣誓書を交わすために訪れたものです。マインブルク市民一行は、10月19日から28日までの10日間、日本に滞在し、東京、鎌倉、富士山、茨城県立自然博物館やアサヒビール工場を見学。文化協会芸能鑑賞や町民体育祭にも参加しました。また、陶芸にも挑戦するなど日本文化を堪能しました。
 MIFAでは、10月21日にログハウスで歓迎会を行いました。会員による剣道の披露、折り紙、漢字ビンゴなど、また、マインブルク市長のアコーディオン演奏により歌やダンスなどで交歓のひとときを持ちました。
最後は輪になって踊りました


編集後記

船橋市国際交流協会の視察

 今年の行事もMIFAコンサートで終わりました。
 マインブルク市サッカー少年団の訪問から始まった2000年度事業。回を重ねるごとに充実していくもの。ちょっとマンネリになってきたかな、と思われるもの。見直しが必要なもの。人により評価はさまざま。なにしろ自分の価値観で点数をつけるのだから。
 もともと国際交流事業は間口が広く、そのうえ会員は、個人の資格で、自分の興味のあるものに自分の都合で参加します。それが「国際交流」であったり「国際協力・援助」であったり「共生」であったり。だから、国際交流協会が行うすべての事業に参加する必要はないし、不可能なことです。
 外国人と話がしたい、異文化を知りたい、外国語を学びたい、講演会が聞きたい、ボランティアで日本語を教えたい、発展途上国を援助したいなど動機も参加形態も違う人たちの集まり。いつまでもそんなMIFAであり続けたいと思っています。

専門委員会
 総務委員会     
 都市交流委員会  
 語学研修委員会  
 広報委員会     
 ログハウス委員会 
 学生委員会