MIFA NEWS No.26

   No.26  
2000.3.31
発行 守谷町国際交流協会広報委員会



MIFAコンサート 上村泰一ジャズ・ライブ(ログハウス

1999年度(平成11年度)の主な活動
99. 5.12~ 7.14 外国人のための日本語講座
99. 5.12~ 7.14 英会話テキストコース
99. 5.13~ 7. 8 英会話スピーキングコース
99. 5.23 1999年度総会 講演会「ドイツにおける環境意識」
99. 6.13 もりやアヤメ祭りで学生委員がフリーマーケットに参加
99. 6.18 第1回総務委員会開催 正副委員長互選
99. 6.20 新入会員ウェルカムパーティー
99. 6.20 ウズベキスタン大使講演会
99. 6.27 青少年海外派遣のオリエンテーション参加
99. 7    MIFAオリジナルTシャツ作成
99. 7.24~7.25 JICA研修員ホームステイ
99. 9.22~12.1 外国人のための日本語講座
99. 9.26 MIFAフェスタ「われら地球人」
99. 9.26 MIFAニューズレター25発行
99.10. 4~10.11 市民訪問団がマインブルク市を訪問
99.10. 6~2.2  英会話テキストコース
99.10. 8~12.17 英会話スピーキングコース
99.10.17 アーカスアーティスト交流会
99.11.23 「異文化を探ろう」宮島達男講演会
99.12. 5 MIFAコンサート 上村泰一ジャズ・ライブ
99.12.12 学生委員会クリスマスパーティー
00. 1.19~3.22外国人のための日本語講座
00. 2. 5~2.6 筑波大学留学生ホームステイ
00. 2.22 栃木県野木町国際交流協会会員の視察
00. 3.25~3.26 学生委員会「卒業を祝う会」
00. 2.22 MIFAニューズレター26発行

千年紀に想う
守谷町国際交流協会会長 小川一成

 

千年紀、ミレニアム、千年に一度の年に、共に生を受け生きている事、生かされている事の何と不思議な事か。
 同じ体験をした千年前の日本はどうだったのでしょうか。時は正に平安時代で、平安京に都があり、人口25万人の世界第5位の都市であったという事です。そして、あの枕草子を書いた清少納言や源氏物語を書いた紫式部が活躍した女性の時代でもありました。これらの小説が千年を経てなお少しも色あせる事なく輝いている事に驚きを禁じ得ません。
 果して今から千年後に何が残り、何が語り継がれているのでしょう。そんな彼方に想いを遊ばせながら迎えた今年の年明けでした。
 さて、昨年11月、青年海外協力隊の支援のためにラオス人民民主共和国に行ってきました。現地では限られた時間の中で、出来るだけラオスを見たいという我々の希望を日本大使館の宮本特命全権大使や現地のJICA職員の皆様に無理なお願いをして、各地を貪欲に見せていただきました。
 特に医療、教育、農業の最前線で汗を流している協力隊のナマの姿を知ることができました。何よりも今までは遠い国でしかなかったラオスという国が日本に何を期待し、何を求めているのかおぼろげながら感じる事が出来ました。
 世界最貧国の一つである人口450 万人のこの国が自国の尊厳を損なう事なく心豊かな国造りができるよう、力を尽くしたいと思います。

MIFAフェスタ われら地球人

 9月26日、中央公民館を会場にMIFAフェスタ「われら地球人」が行われました。
 午前中は講座室などを使って世界の料理や和装体験・投扇興、書道体験、日本の子供たちの昔遊び、屋外ではもちつきや陶芸体験が行われました。午後からは会場をステージに移し、JICA研修員のパフォーマンスや地球人クイズ、とうろう囃子やひょっとこおどりが披露されました。最後に全員でマイム・マイムを踊り、親睦の輪を広げました。
 参加したJICAの研修員にアンケートをお願いしたことろ何人かの方から回答が届きましたので、ご紹介します。(広報委員)

設問事項
① フェスティバルで何をしてみましたか。
② フェスティバルとステージでの出し物に関してどんな印象を持ちましたか。
③ MIFAに対してご要望、提案がありましたらお願いします。

MINOBA YONZON(ネパール)
① 着物
② 着物を着るチャンスに恵まれたことは非常に幸運で印象的でした。ステージでの出し物はとてもおもしろかったです。JICAから参加した私たちは出身国もさまざまで、それぞれの文化を紹介する機会を与えられてラッキーでしたし、とても楽しむことができました。JICA研修員、日本の大人と子ども、それぞれが行ったプログラムはすべてすばらしいものでした。
③ まず、このようなプロジェクトを企画してくださったMIFAの皆様にお礼を申し上げたいと思います。このようなプロジェクトは、日本人と他の国々から来た人々との文化交流の良い機会となるので、時々企画してほしいと思います。

ABDUL JALIL MANAA(サウジ・アラビア)
① すべてのコーナーに行ってみました。
② 守谷音頭やひょっとこ踊りと歌。It’s a small world.
③ 次のフェスティバルではイスラムの律法にのっとった食べ物を用意してくれると助かります。日本、特に守谷でのすばらしい思い出としてフェスティバルのビデオが手に入ると良いと思います。

MUHAMMAD ALYAS SAWAR(パキスタン)
① 書道、世界の料理、昔の遊び(折り紙)
② すべてがおもしろかったと思います。新しいことを学ぶのはとても楽しいです。ステージのプログラムも楽しく、思い出に残るものでした。特に、各国の旗を振ったり、さまざまな歌や踊りはよかった。このようなイベントは時々行うべきだと思います。世界各国から来た人に日本の文化に触れてもらう良い機会だからです。すばらしいイベントに参加するための交通手段を提供してくれたJICAに感謝します。
③ MIFAのスタッフはとても友好的で、協力的で優しかったです。イベントを計画、実施してくださってありがたく思っています。しかし、一点だけMIFAに対してお願いしたいことがあります。昼食のお弁当にどうか豚肉を入れないようにしてください。あるいは魚や卵、野菜やチーズのお弁当を選べるようにしておいてください。参加者の中には豚肉が食べられない人がいるからです。昼食を食べられないし、それだけでなく、それを捨てることもできないので、困ってしまった人が多くいました。次回にはこの要望が受け入れられるよう希望します。
(英語の原文を訳しました。また、紙面の都合で3人のみの掲載にさせていただきました)

「参加型」の国際交流
JICA筑波国際センター所長 鈴木信一

 現在、国際交流の現場では、「参加型」の開発方式が盛んに提唱されています。これは、開発は上から下へ一方的に命令して行われるものではなく、開発に参加する一人ひとりが開発プロジェクトを自分たちのものと考えて取り組むことを重視した方法です。関係者全員の積極的な参加があって初めてプロジェクトの自立発展が可能になるとするものです。
 MIFAフェスタ「われら地球人」は、決して開発プロジェクトではありませんが、イベントを通じて「参加型」という言葉を思い出しました。
 今回のイベントの成功は、日本人と外国人が一緒に参加してイベントを楽しみ、「地球に住む人たちは一つ」というテーマを実感できたことにあると思います。準備をして頂いた方々だけでなく、一般の参加者もクイズラリーや書道、投扇興、子供の遊び、餅つき、おむすびづくりとさまざまなプログラムに参加して楽しんでいました。特に研修員は、こうしたプログラムのほかにも日本の着物を着たり、陶器づくりに挑戦させてもらいましたが、なかでも着物の着付けは女性の研修員にとっては大変嬉しかったようで、多くの研修員が一生忘れられない経験だったと喜んでいました。午後のステージショーでは、日本人と研修員がお互いに歌や踊りなどを披露し、全員がクイズに挑戦し、最後に守谷音頭とフォークダンスを一緒に踊って楽しみました。
 地域の開発のような大きな目標ではありませんが、今回のイベントの目標の国際交流も、一人ひとりが楽しんで参加する「参加型」方式で大いに成功したと思います。
 MIFAの皆さん、ありがとうございました。

姉妹都市交流讃歌(マインブルク訪問記)

 10月4 日から11日まで守谷町の姉妹都市の、ドイツ・マインブルク市へ市民訪問団30人が訪れました。
 これは平成2年、守谷町がマインブルク市と姉妹都市を提携してから10周年を迎えたことを記念して、守谷町国際交流協会と守谷町文化協会とが共催して行ったものです。提携して10年。市民訪問団の訪問はマインブルク市とのつながりが、市と市から個人と個人という市民レベルの交流に、より深まったことを表しています。今後も交流が続くよう活動を続けていきたいと思います。(広報委員)

 マインブルクとの姉妹都市締結10周年を記念し、町長・議長を含む文化交流事業訪問団が昨年10月マインブルク市を訪問しました。この訪問団の約半数はMIFAのメンバーだったのですが、参加者の一員として、以下報告いたします。
 現役時代に会社の貿易部にいた私は、海外ではたいていの事には驚かないつもりでしたが、今回「初めてのドイツ旅行」では、かなりの目新しい見聞に驚いたり感心させられたりしました。そこから得たものは、地域住民による草の根国際交流の重要性と、同時にその楽しさの両方を実感させていただけたことです。
 一番の感激は、なんといっても『姉妹都市』としてのお付き合いの素晴らしさです。あのガンコで保守的なドイツ人の社会に、我々が「守谷町から来た」というだけで、村中の方たちが胸襟を開き、あたかも旧知の友人を迎えるごとくお宅に招待してくださいました。
 ビジネスの世界では経験し得なかった、この素晴らしい地域間の信頼関係は、これまで10年にわたって関係者の皆様が築かれてきた「地域の財産」ですが、このような国際的な地域の交流の延長線上にこそ、真の世界平和が見えてくるのではないかと思える旅でもありました。
 今回訪問した我々も、今後さらに新たな絆を深め、この地域の財産を増やしていきたいと思うと同時に、私の個人的な計画では自分の地域活動はこれからもぜひ国際交流に軸を置いてやってみたいな、との意思を固める旅でもありました。
 ここにページの許すかぎり、私の見たドイツ点描をご紹介しましょう。
hホテルを使用しても捨てるものがない
 日本でホテルに一泊したとしましょう。翌日チェックアウトする時に大きなビニール袋を仕掛けたごみ箱を覗いてみてください。自分でもイヤになるほど多くの使い捨てのビニールや紙袋などが溜まっています。
 ドイツのホテルでは驚きました。洗面所の壁には大きなチューブの洗剤が一つ取り付けられており、レバーを押すと一回分の液状の洗剤が出てくる仕組みになっていました。準備されている消耗品はこれ一つだけ。結果、翌日ごみ箱にいくものはなしです。もちろんこの洗剤の容器は、中身が少なくなれば取り外して再充填できるタイプの容器です。
注)もちろんトイレットペーパーはあります。ただし、特に寒い時期、便座は冷たいしペーパーが硬いのには少し閉口しました。もっともこんなところに『ドイツ』を感じましたが。
iホテルの廊下の照明は人が通る時のみ自動点灯する
 最近、日本でも個人住宅の門灯などで、夜間センサーが人気を感じ、自動点灯する照明設備が普及していますが、私たちには常に明るいのが常識のホテルの廊下で、ここまで省エネに努めているのはさすがドイツ、「やってくれるなー」と感じてしまいました。
jホテルのトイレの換気扇は入室25秒後に運転を開始する
 通常ホテルのトイレの換気扇のモーターは、照明スイッチをONにすると同時に自動的に始動します(スイッチが別にあり並んでいる場合も時にはありますが)。ところが私の部屋では、トイレのファンのスイッチに遅延タイマーが付いていて、洗面所に点灯し入室した後、約25秒後に始動するのです。私はことのほか
この点には感心しました。トイレで用足しをする(臭いがでるまで)、お湯を使う(湯気がでるまで)、あるいはチョイと忘れ物を取りに入る(すぐ出る、モーターは作動しない)にもこの秒数遅れの設定は実に合理的にモーターの電力を節約していました。
 書き始めるとキリがないので、ホテルで感じた2~3の事だけをご報告しました。
 今後も地域の皆様とご一緒に国際交流活動を楽しみ、地域から多くの国際人が育つ環境作りに草の根ベースの交流・協力を続けていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。ご同行の皆様には道中いろいろありがとうございました。(笠原岳夫)

ラオススタディツアー(青年海外協力隊を育てる会主催事業)に参加して

チナイモ浄水場にて(撮影 岡田建雄)
右より遠藤栄治氏、和田司氏、小川一成氏、浄水場長・ラパバパネ氏、笠原岳夫氏、臼井平八郎氏、協力隊・丸山隊員、JICA専門員・川島氏
※このチナイモ浄水場は日本の無償援助で完成した。

 小川会長をはじめとするMIFA会員である遠藤栄治さん、和田司さん、笠原岳夫さん、結城の臼井平八郎さん、そして私の6人の青年海外協力隊視察は、オリエンテーションによるにわか仕込みの知識を基に、11月14日から18日まで精力的で駆け足のような日程で行われた。視察は主に病院、学校、浄水場等で、それらの間々に、ランチタイムで、夕食会で隊員、JICA職員たちとラオスの現状、隊員たちの任地での活動、生活等多岐にわたる意見の交換をした。たかだか3日や4日の上っ面だけを見てきたような視察ですべてを理解する術もないが、自分なりの為すべき事のきっかけを掴んだような気がした。隊員たちの中にはそれぞれに悩み、焦り、不安等あるものの、話している彼らの眼の輝きを見た時は、息子や娘のような彼らが頼もしくも思えたのは私だけではないだろう。協力隊を育てる会として彼らに望むことは「俯仰天に愧じず」の気概をもって任期を全うして欲しいと思う。
 2年から3年という任期の間に体験した事は、彼らのこれからの人生において血となり肉となって国際的に通用する大きな自信につながるに違いないだろう。
 また、隊員の中に二人も江古田の後輩(注:日大芸術学部)がいた事は、私にとって驚きであった。その中の一人は茨城県出身の女性で、写真を撮っているとの事。先日彼女との約束でフィルム100
本を送る事ができた事は「育てる会」の一員として、責任の一端が果たせたような気がしている。
 そして、最後に私の職業的印象として・・・
メコンに昇る朝陽は絶景でありました。(岡田建雄)

「異文化を探ろう」現代美術家 宮島達男講演会

 11月23日、ログハウスで現代美術家・宮島達男さんの講演会「アーティストとして人間として」が開催されました。
 宮島さんは現在、世界各国のアートシーンで活躍されているアーティストで、’99年は現代美術のオリンピックと称される「ベネチア・ビエンナーレ」の日本代表に選ばれました。宮島さんは、8年前に守谷町に住まいとスタジオを移して、制作に忙しい毎日を送っています。海外での展覧会やプロジェクトの参加なども数多く、国際的に最もよく知られたアーティストの一人です。また、最近ではNHK「新日曜美術館」「ETV」、フジテレビ「テレビ美術館」等、メディアでも紹介されています。守谷町在住の世界的なアーティストの講演会にたくさんの観衆が集まりました。
 現代美術というと難解でとっつきにくいという印象がありますが、宮島さんは難しいアート用語を使わず一般の人たちにもわかりやすい言葉で話してくれました。話の合間にはベネチア・ビエンナーレの様子もビデオで紹介されました。
 宮島さんは、東京芸術大学在学中に作家活動を開始し、80年代後半から、発光ダイオードとICによって暗闇の中で光が数を刻み、点滅する数字が生まれては死んでいく生命を象徴するインスタレーション「デジタルカウンター」を制作、発表してきました。
 また、1996年からは、宮島さんとボランティアの人々の手による「時の蘇生」柿の木プロジェクトと称する、社会的なひろがり持った芸術活動を展開しています。これは、長崎で被爆した柿の木の苗木を世界の子どもたちと植樹し、次の世代に平和のメッセージを伝えていくプロジェクトです。これまでに日本各地の小学校や幼稚園をはじめ、スイス・フランス・イギリス・スペインなどに植樹されてきました。今年も世界各地から植樹の申し込みがたくさん届いています。
 講演会後に開かれた交流会では、気さくに参加者の皆さんと言葉を交わす宮島さんのまわりに、幾重にも人の輪が出来ていました。(語学研修委員)

上村泰一ジャズライブ

 12月5日、本場ニューヨークで活躍中の上村泰一氏を中心としたアーティスト4人のカルテットの演奏がログハウスで行われました。
 ログハウスをライブ風に設定、すばらしい演奏とともに、会場の雰囲気づくりも好評でした。また、女性ヴォーカルも上村氏の好意で参加してくださり、そのムードたっぷりのソフトな歌声に聴衆も聞きほれていました。
 ただ、ジャズライブにしては少し照れがあったのか皆さんかしこまって聞いており、ライブ独特なざわついた雰囲気があまり感じられず、もっと気軽に演奏を楽しんでほしかったと思います。(ログハウス委員)

 大人のロマンティックなムードに酔いしれた一時でした。素敵な雰囲気の中で、素晴らしいアーティストを迎えて聞くジャズは、魅力的な女性のヴォーカルも加わってゴージャスなムードをさらに盛り上げてくれました。
  (中戸川陽子)

出演
上村泰一 Sax
福田重男 Piano
本田珠也 Ds
香川裕史 Bass
小沢信子 Vo

 上村泰一さんからメッセージが届きました。

 クリスマスの飾り付けがされたばかりの晴れ晴れしい会場でのライブとなりました。守谷の皆様にお会いするのも5年ぶりになります。
 前回の守谷での演奏の後、すぐに私は、アメリカに訪米いたしました。目的は、一からジャズを学びたかったからです。私が学んだ学校は、ボストンにあるバークリー音学院というところでジャズプレーヤーの秋吉敏子さんや渡辺貞男さんが学んだことでも有名な学校です。バークリー音学院は、とても優れた音楽プログラムをもっており、世界中の人たちが音楽を学びにやってきます。何といってもジャズは、アメリカの文化の一つで、本場で学ぶことは、得るものが大きかったです。
 バークリーで学んだことやニューヨークでの生活が、私を大きく変えました。
 今回私の作った曲やアレンジしたものを、日本で活躍中のプレーヤーを迎えて、守谷の皆様に聞いていただける機会を持てましたこと本当に嬉しく思っています。
 選曲は、オリジナル3曲、クリスマスにちなんだ曲も含めてスタンダードが7曲でしたが、”当日突然”プログラムをすこし変更させていただきました。ヴォーカルの小沢信子さんをゲストに迎えて、私の新曲”さざなみ”と小沢さんをフューチャーして”フォーリン・グレース”という曲の2曲を追加させていただきました。
 演奏当初は、突然の変更でどうなるのか少し心配していたのですが、演奏後皆さん「ヴォーカルが聞けて良かった」と感想を述べていただき、うまくいったのではないかと思っています。
 今回飲み物や食べ物をテーブルに用意され、ジャズクラブでジャズを聞くように演奏をお楽しみいただいて演奏者としてもいつものやり慣れた雰囲気に近くゴキゲンだったです。
 曲目が進むにつれて会場もリラックスした雰囲気となり、2回目のステージでは、声をかけてくださるお客さんも出てきて、なかなかエキサイティングなライブができたんではないかと自負しております。
 私の新曲”さざなみ”は、タイトルと歌詞を小沢さんにつけてもらいました。この曲は、最近やりきれない事件が多発する中、心の隙間をいやすような曲をイメージして作りました。
 今は、いつものニューヨーク生活に戻っています。まだ当分は、こちらでの生活が続くと思います。来年の6月から7月にかけて帰国する予定です。来年も?守谷で演奏することができたらと思っています。また守谷の皆様にお会いする日を楽しみにしております。

どうもありがとうございました。   Taiichi + Akiko

筑波大学留学生ホームステイ

 2月5日から6日にかけて筑波大学留学生をお招きしてホームステイが行われました。今回はゲスト9人(4カ国)、ホストファミリーは9家族(20人)でした。
 5日の正午から北守谷公民館で対面式が行われ、軽い昼食の後、和室で茶会が催されました。スタッフも含めれば参加は41人にのぼり、広い室内も人でいっぱい。ゲストたちは初めて体験するお茶席の作法の説明を興味深そうに聞き入っていました。(広報委員)

韓国の留学生・辛株慧さんをわが家にお迎えして
 守谷町国際交流協会が企画した、筑波大学留学生を受け入れるホストファミリーに応募したところ、韓国からの留学生、辛株慧さんを2月5日、6日の2日間、わが家にお迎えすることになりました。
 これは昨年夏、守谷町青少年海外派遣事業のお世話で、私どもの二女がアメリカのグリーリー市(コロラド州・守谷町の姉妹都市)にホームステイさせていただいたお礼の意味もあり、また、外国の方と交流したいという素朴な気持ちからお引き受けしたものです。
 辛さんは25歳の礼儀正しい女性で、日本文学を研究、特に永井荷風に強い興味を持っていました。日本語の習得ぶりは素晴らしく、会話を始めてしばらくたつと韓国の方と話していることをつい忘れてしまうほど、それは流暢でした。彼女は、専門分野で博士号を取得し、やがては韓日交流に関わる仕事に就きたいとの希望を持っていました。
 わが家では、食事も含め、ごく普通の日本の家庭を知っていただくことを心がけました。家族の写真を見てもらったり、家内や娘たち(大1、高1)とともにクッキー作りに挑戦してもらい、それを手みやげにしてもらいました。そのほか、近場の布施弁天や間宮林蔵館(伊奈町)の見学、スーパーでの買い物などを一緒に楽しみました。
 飛行機でわずか2時間15分の隣国は、「ちょっと地方へ出かけるくらいの感覚です」と辛さんは語っていましたが、会話を重ねるにつれ、地理的な距離だけでなく、生活様式や物の考え方にも非常に近いものを感じました。それは「人のうれしいことや悲しいことって皆同じなんだ」という単純な思いと、それから派生する素朴な親近感のようなものです。韓国と日本との間には不幸な歴史も少なくありませんでしたが、この事実は政府同士の国交だけで解決する問題ではないでしょう。やはり、こうした民間レベルの交流の積み重ねが大切ですし、ある意味ではそれなくしては解決しない事柄だとも思われます。
 「家族と離れて暮らすのは初めてなので、夜は寂しくなります」と語っていた辛さん。1泊2日の短いお付き合いでしたが、「夏休みになったら友人と一緒にまた泊まりに来てください」と約束して別れました。また、お会いするのを楽しみにしています。(山藤誠一)

 初めてのホストファミリーでこちらも緊張したが、受け入れをしたスロベニア人のサショー(通称)は、純粋で素朴な好青年で、人柄がしのばれた。思いのほか日本語が上手で、ほとんど英語を使わずに会話ができ、家族皆と打ちとけて接していた。
 日本語や日本文化に対する関心が深く、特に漢字には常用漢字でない難しいものや変体仮名なども読めるものがあり、勉強熱心さに感心した。同時に日本の大学生についても考えさせられてしまった。(高野美有紀)

 2月5日と6日にタイのカンーダーさんという人が私の家にホームステイしました。
 2月5日、わたしは学校がありました。しかし、いつもより早く学校から帰りました。なぜかというと早くカンーダーさんに会いたいからです。
 どんな人がくるかワクワクしていました。最初はきんちょうして何も話せなかったけどだんだん話ができるようになりました。
 1日目は英語と日本語でいろいろなゲームを夜遅くまでしました。2日目は千葉に遊びにいきました。
 カンーダーさんは料理も上手だし、とても楽しい人でした。楽しい時間はあっという間にすぎてしまいました。別れのときがとてもつらかったです。でも、カンーダーさんと会えてとてもよかったです。(中村彩乃)

英会話講座

 平成11年度後期英会話講座(テキストコース、スピーキングコース)が10月から2月まで行われました。
 守谷町在住で長年MIFAの英会話講座を担当しているフィリップ・ジョンソン先生=写真左=と御所ケ丘中学にALTとして勤務していたレベッカ・クラムブリット先生=写真右=は、生徒一人ひとりの個性と進度に合わせながら、楽しい授業を展開してくださり、両講座とも好評のうちに終了しました。
 受講生の皆さんの英語力も一段とレベルアップしたのでは・・・(語学研修委員)

日本語講座

 第16回「ボランティア日本語講座」が1月19日から3月22日まで行われました。毎週水曜日の午後7時30分から9時までログハウスで暖炉を囲みながら、受講生の外国の方々25人とボランティアの講師12人が9グループに分かれて勉強しました。中国・マレーシア・タイ・インドネシア・スリランカ・シンガポール・イラン・イギリス・アメリカ・ペルー・ブラジルと受講生の出身国も多様で、休憩のティータイムにはさまざまな言語が飛び交っています。テキストは「新日本語の基礎1・2」(海外技術者研修協会)を使用し、今では2が終わるグループも出てきました。
 3月22日は修了パーティーが行われました。次のコースは5月10日からを予定しています。興味のある人はログハウスまで見学に来ませんか。(日本語ボランティア講師)

アーカスアーティストとの交流会

 10月17日、ログハウスでアーカスアーティストとの交流会が行われました。
 アーカス’99 のアーティストはクリスティン・ルーカス(アメリカ)、リリアン・ブルジェア(フランス)、アルンクマル・ホサマネ・グルバダッバ(インド)、さとう りさ(日本)の4人。
 スライドを使ったアーティストのプレゼンテーションで日常生活と切り離された空間・時間を共有した後、パーティーでは疑問を直接アーティストに訪ねたり、ユーモアあふれる会話を楽しみました。その後、日本舞踊「六段くずし」三曲合奏「六段の調べ」の演奏と続き、アーティストたちも日本の楽器にチャレンジするなど楽しい一時を過ごしました。(都市交流委員)

編集後記

 栃木県野木町の国際交流協会の皆さん21人が、2月22日、守谷町国際交流協会を視察に訪れました。説明には町職員3人のほかにMIFAからも会長はじめ7人が出席しました。
 MIFAが設立される前、町職員と設立準備に奔走していた町民有志が国際交流の先進市であるつくば市、牛久市、柏市、そして浦安市を視察し、規約、組織、運営などを参考にさせてもらいました。
 MIFAも設立10年。視察する立場から視察される立場になったことに感慨を覚えるとともに、これまでの事業の積み重ねが「視察される」対象になったのだと思います。
 これからも町民主体の国際交流のあるべき姿を模索し、よりよい国際交流ができればと思います。

専門委員会
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