No.25
1999.9.26
発行 守谷町国際交流協会広報委員会
第7回「世界を知るシリーズ」で講演する
ウズベキスタン・オフンジャノフ・アリシェル大使
1999年度(平成11年度)の主な活動
99. 4.13 理事会
99. 5.12 外国人のための日本語講座開講
99. 5.12 英会話テキストコース開講
99. 5.13 英会話スピーキングコース開講
99. 5.23 1999年度総会
講演会「ドイツにおける環境意識 講師=エルファディンク・ズザンネ氏
99. 6.13 もりやアヤメ祭りで学生委員がフリーマーケットに参加
99. 6.18 第1回総務委員会開催 正副委員長互選
99. 6.29 新入会員ウェルカムパーティー
99. 6.20 ウズベキスタン大使講演会
99. 6.27 青少年海外派遣のオリエンテーション参加
99. 7. MIFAオリジナルTシャツ作成
99. 7.18 インターネット初心者講習会
99. 7.24~7.25 JICA研修員ホームステイ
99.9.28 「われら地球人」開催
今後の活動予定
99.10.6 英会話講座(テキストコース)開講
99.10.17 アーカスアーティスト交流会
99.11.23 「異文化を探ろう」講演会 講師=宮島達男氏
99.12.5 ジャズ・ライブ村上泰一(サックス奏者)演奏会
1999年度総会
1999年度総会が、5月23日、ログハウスで開催されました。出席は50人でした。
初めに会長から、昨年は設立10周年の年にあたり、記念事業を行い記念誌を発行したこと。ホームページが開設され、今後の活用を考えていること。11年度は市民友好訪問団が訪独を予定していることなどあいさつがありました。来賓あいさつに続き、議長に塚原三千勝氏を選出。次第に従って議事を進めました。
議案第1号、第2号を一括上程、報告の後質疑に入り、「決算の詳細は見ることができるのか(事務局で閲覧できる)」「10周年記念事業のフェスタ参加者の外国人は県内在住か(つくば市にあるJICAの研修員)」などの質疑があり、全会一致で承認されました。
次に議案第3号を上程し、案のとおり理事17人を承認(総務委員長は選任され次第理事になる)。理事の互選により会長に小川一成氏、副会長に浅川和広氏、山田清美氏を選出(いずれも再任)しました。
また、会長の委嘱により事務局長・会計、理事会の承認を得て、名誉会長に会田真一氏、顧問に大久保隆司氏を委嘱しました。
次に、議案第4号、第5号を一括上程、報告の後質疑に入りました。「『異文化を探ろう』と『世界を知るシリーズ』の違いは何か(身近な外国人の講演会と大使講演会)」「ホームページのアクセス件数(5月23日現在で2251件)」といった質疑がなされた後、全会一致で可決されました。
最後に、青少年海外派遣事業(期間7月22日~8月2日、団員18人)への協力、今年はマインブルク市との姉妹都市提携10周年にあたるため、守谷町文化協会と共催で、文化交流を行うことを目的とした市民友好訪問団を結成、10月に訪独することを報告、閉会しました。
第7回世界を知るシリーズ「ウズベキスタン大使講演会」
6月20日、ログハウスでウズベキスタン大使講演会が「古くて新しい国 ウズベキスタンを知ろう!」をテーマに開催され、60人の聴衆が講演に耳を傾けました。大使本人は本国から急遽要人が来日したため出席できませんでしたが、講演されたオフンジャノフ・アリシェル参事官は初代駐日臨時大使だった人です。
参事官の「今日は父の日だが、ウズベキスタンの男性は働きが悪いのか父の日はない。いずれできればうれしい」というジョークで講演が始まりました。
ウズベキスタンの人口2,400 万人の約半分は18歳未満で若い国であること、2カ国を通らないと海へ出られない内陸国であり、海には恵まれていないが天然ガスや銅、亜鉛、銀を産出し金の生産量は世界第4位で天然資源に恵まれていること。綿花は世界第2位の輸出国で、野菜やフルーツの生産も盛んなこと。いずれは原料を輸出するのではなく、加工して輸出できる国際的競争力のある商品を育てることが国策となっていることなどを話されました。
ウズベキスタンの歴史は古く、サマルカドは2780年の歴史が、タシケントでも2000年の歴史があります。シルクロードの時代から日本とはつながりがあり、今も日本政府の支援で空港整備が進んでおり、仏教遺跡の発掘も日本の大学教授の指導で行われています。
ただ、大使館との仲介の労をとっていたださった田中さんは「日本は銭的援助は行っていますが、人は行っていません。アメリカは日本の半額くらいしか援助していないが、人的派遣は多く、今後は市民レベルの人的交流が必要だと思います」と語っていました。
当日はウズベキスタン航空東京支店長も来られ、「7月からはタシケント・名古屋間に週1便就航する。9月は一番いい季節。ウズベキスタンにぜひ来てほしい」とのこと。参事官も、今日の講演会が守谷町とウズベキスタンの友好の第一歩となればと思っていると結ばれました。
最後に、参事官から大皿が贈呈され、講演会を終了しました。
JICA研修員ホームステイ
7月24日から25日までJICA研修員を招待してホームステイが行われました。
今回はエジプトから2人、スリランカ、シリア、ベトナム、ネパールの6人がゲストでした。24日は北守谷公民館でウェルカムパーティーが行われ、ホストファミリーと対面。その後、アサヒビール工場や八坂神社の祭礼を見学、ホストファミリー宅に一泊し、楽しい時を過ごしました。
体験記
このたび、わが家にエジプトからのお客様をお迎えしたことは、大変貴重で面白い経験になりました。
当初、イスラム教徒は犬と接することが非常にむずかしいという資料をいただき、犬と接近して暮らしている私どもは困惑しましたが、主人と話し合った結果、「これがわが家の暮らし方なんだから、無理せず自然体で、心からお客様をお迎えしよう」と、少々強気でのぞみました。
お客様のお名前は、モハマッド・ムハメッド・EL・ハバシィ氏。お米の研究をされている31歳の厳格なイスラム教徒の青年で、英語もお上手な方でした。わが家の暮らし方(犬の件)も、よく理解していただき、八坂神社のお祭りも楽しみ、お食事にも多少気を使いましたが、親睦を深めることができたと思います。お肉は食べられませんでしたが(ポークは絶対にだめ)、お寿司や野菜、また、うどんなど召し上がられました。夕食後は彼の国と信仰のお話を伺い、私どもも見聞を広げることができました。
いつの日か、あのエジプトを訪ねて、ラクダに乗ってピラミッドを巡ってみたいと思っています。 (和地恵子)
私は、このたび、親切なご家族のもとにホームステイできたことを大変幸せに思います。今や私は、日本に新しい友ができ、また同時に彼らはエジプトに新しい友ができたものと思っています。近い将来、彼らにもエジプトにも来て、私の家に滞在していただきたいと思います。
’Thank you ’という言葉では、言い尽くせないかもしれませんが、ほかに何とお礼を申し上げてよいのかわかりません。 ほんとうにどうもありがとうございました。
また、お会いできる日を楽しみに・・・(英語の原文を訳しました)
(Mahmoud EL Habashy EGYPT)
外国人のための日本語講座
13回目となる「外国人のための日本語講座」が5月12日から7月14日までログハウスで開かれ、31人の外国の方が受講(終了証書交付者数)しました。
1997年9月の講座から参加しているアリさんは、日常会話なら不自由なく話せるようになり、7月11日に取手市国際交流推進会議の主催で行われた「第1回外国人による日本語スピーチコンテスト」に出場しました。
コンテストでは、日本に来て一番感動したことは「雪を見たこと。インドネシアは春夏秋冬がなく、もちろん雪も降りません。雪を初めて見たときは感動で言葉がでませんでした」。感じたことは「日本人はよく働くがんばり屋。ぼくもそれを見習って一生懸命働きたいと思います」。そして「ぼくも日本人みたいに努力家で優しくてだれからも愛されるような人間になりたいと思います」と話しました。
そんなアリさんが、日本語講座に参加した感想をお礼を込めて日本語で書いてくれました=上左の写真=。
学生委員会 フリーマーケット
学生委員会は6月13日に行われたアヤメ祭りのフリーマーケットに参加しました。
売上げは80,130円、予定していなかった募金も急遽募金箱を作り呼びかけたところ、10,486円が集まりました。
バザー用品を提供してくれた皆さん、売上げに協力してくれた皆さん、そして募金に協力してくれた皆さんに感謝します。
集まったお金は「スリランカ全国幼児教育財団」を通じて、スリランカの学生の学費に充てられます。
(参加学生の一言)
久しぶりに参加しましたが、楽しくやれました。こういう雰囲気が今後も続くといいですね。 (荒川恭頼)
国際交流協会の活動には初めて参加したのですが、とても良い経験となったと思います。 (遠藤香織)
「民の力」は強いです。育てましょう。 (金成隆一)
「来て良かったな」と思える一日でした。 (佐々木妙)
仲間と協力して募金活動をする事が、こんなに楽しいとは思いませんでした。そして、充実した一日になりました。 (佐々木隆晶)
すごく晴れていて、とても楽しかったです。次回、人手が足りないとき、また、ぜひ呼んでください。 (西浦玲子)
このような(ボランティア)楽しみ方もあるのだと、学ばせてもらいました。 (藤村衛)
一人ではできないことが、人が集まればできる。そして、人とふれあうことができる。いや~、人ってすばらし~な。 (匿 名)
編集後記
MIFA11年目がスタートしてはや6カ月。
今年一番の特記事項は(これまでのところ)何といっても総務委員会の発足です。国際交流協会規約第8条で「事務局は会員及び役場担当課をもって構成し」とあり、事務は役場職員のみで行うものではありません。しかし、実際はどうしても事務処理は役場職員に任せがちです。そこで、協会設立10年を機に、総務委員会を発足させました。事務処理から連絡・調整、専門委員会に属さない事項まで幅広い活動になります。事務処理なら任せてという人、お待ちしています。
さて、6月には恒例となった新入会員ウェルカムパーティーが開かれました=写真=。何かをしたい、何か手伝えることはありませんかと自発的に会員になった人ばかりです。これからの活躍を期待しています。
7月にMIFAオリジナルTシャツを作りました。前回は1992年7月ですから、もう7年も前のことになります。色はピンク(1,500
円)とブルー(2,000 円)、サイズはS・M・L・LL(O)があります。ご希望の人は事務局までご連絡を。色・サイズ切れの場合はご容赦ください。
10周年記念誌を5月の総会時に配りました。これまでのMIFAの活動記録、今後のあり方など盛りだくさんな内容です。総会時に来られなかった人には、会員が手分けして、わかる範囲で自宅へお届けしましたが、まだ、お手元にない人は事務局か広報委員会へご連絡ください。
ところで、11年度の会費の支払いはお済みですか?便利な口座振替もあります。ご利用ください。
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